消防記念館

 〜プラザイン水沢より〜

こんにちは。TSU・BO・NEです。今回は、「消防記念館」をご紹介させて頂きます。

 奥州市水沢区の日高神社の北側に、昭和45年10月に建てられた全国でも珍しい「消防記念館」があります。
 水沢は、数多くの大火に見舞われており、元禄・享保・文政・天保安政年間に6度の大火がありました。
 水沢の消防の歴史は古く、享保20年(1735)の大火を機に、水沢の町火消しの祖と言われる
「佐々木 佐五平」が、江戸の火消し組を学び、【臥煙組(がえんくみ)】を組織したのが始まりとされています。
 このような歴史を持つ水沢には、江戸の末期から明治・大正にかけての消防に関する貴重な資料が多く残されています。

 記念館には、佐々木佐五平の坐像、江戸末期から明治にかけて使われたとされる火災報知用の板木(ばんき)、明治中期の木製消火用具、明治・大正期の腕用ポンプ(ドイツ製)、蒸気ポンプ(全国でも既存は3台と推定)、ドイツ製でベンツと言われる消防自動車ポンプなど数多くの消防機械・器具があるなど、貴重な消防資料が展示されています。
 


この記念館は、常時開館されてはおりませんので、見学の際はお問い合わせをしてからお出かけ下さい。日高火防祭の日は公開されておりますので、来年お祭の日にのぞいてみてはいかがでしょうか?