収穫の秋〜黄金色の土地と田んぼアートのその後

今週は「プラザイン水沢より」(担当:旅好きの奥州人)

2009年は、国民の祝日に関する法律(通称・祝日法)が改正されてから初めて秋に大型連休が「発生」となりました。(祝日と祝日に挟まれた「国民の休日」が出現したのは、3年半ぶり、秋に出現したのは、前代未聞の出来事だったようです。)

この時季になりますと、水田は夏場の「緑」から「黄金色」に変化していきます。


写真上:奥州市水沢区佐倉河地内・田んぼアート見晴らし台より   写真下:西磐井郡平泉町長島地内(北上川流域沿い)

写真は見晴らし台や道路上からの風景ですが、新幹線や在来線からも同様の光景が繰り広げられます。

さて、一度夏場にニュー江刺からの記事で、「田んぼアート」を取り上げました。(その時の記事は → http://d.hatena.ne.jp/oshu-plazainn/20090726

秋になってどうなったかといいますと・・・

鹿踊りは「黄緑色」の装束が「黄金色」になっていました・・・。 ^^


ドラえもんは・・・「日焼け」でもしましたか?  ^^;

稲刈りもまもなく始まりますので、数日以内にはこの「アート」も終了となります。来年はどんな「デザイン」を見せてくれるのか、楽しみです。

そしてもう一つの「光景」。

稲刈り後に「稲を干す」作業がありますが、この地域ではこういった方法で干されています・・・

初めて見た方とっては、(!)と思いますが、このあたりでは、当たり前に見られる光景です。

「ほにお、ほによ、ほにょ、ほんにょ」と呼ばれるもので、漢字で書くと、「穂鳰、穂仁王」と書かれるそうです。

杭を一本立てて、そこに横棒をくくりつけて、稲を交互に積み上げていくという独特の干し方です。

岩手県では、南部地域(旧伊達藩)に見られるもので、これが北部(旧南部藩)へ行くと、稲架掛け(はせがけ、はさがけ)という横並びに稲を干す方法に変化していきます。

現在では同じ岩手県でも、稲の干し方に違いがあるというのも、面白いものです。

ただ、ここ最近は、こういった光景もだいぶ少なくなりまして、コンバインで一気に刈り取って、乾燥機で乾燥させる方法が多くなりました。


10月中旬から下旬頃には、いよいよ「新米」が出回ります。