田んぼアート〜奥州編とアートを彩る「稲」

今週はプラザイン水沢より (担当:旅好きの奥州人)

7月21日の記事で、平泉の田んぼアートをご紹介しました。(記事は→田んぼアート〜平泉編 - 岩手・奥州の観光日記

さて、今回は奥州市田んぼアートをご紹介します。


2013年のデザインは・・・

喜多川歌麿「高名美人六歌撰「扇屋花扇」

ばいきんまん

昨年までは、2種類の「絵」を縦方向に見る形態となっていましたが、今年から、見物用の櫓に近い側の田んぼに各々描かれる形態に変わりました。

良い感じで見やすくなりました。 ^^


田んぼアートができるまで

櫓には、田んぼアートが出来るまでのパネルも展示されていました。


今回奥州市での田んぼアートに使われた「稲」は全部で5種類。
「紫稲」「黄稲」「橙稲」「白稲」とベースとなる「ひとめぼれ」の5種。


今までは漠然と見ていましたが、種類にまで興味を示したきっかけがありまして・・・


場所は、青森県南津軽郡田舎館村・・・
「元祖・田んぼアート」の村で有名です。

田舎館村の田んぼアートで使われている稲はさらに多く、7色9品種・・・

上の写真は、実際に植えられている7色9品種の「稲」をトリミングしたもの。(画角の兼合いで7色8種までしかファインダーに入りませんでした・・・。 ^^;;)
アート全体はこちらのブログでは、都合上割愛しますが、紫系や黄系は古代米、橙系や白系、濃緑系は専用の品種または観賞用の品種が使用されているようです。白系の品種(青森の場合は「ゆきあそび」という品種)が出来たことで、芸術性が増したことは言うまでもありません。 ^^


奥州の田んぼアートでも、紫や黄は古代米、橙系は「岩手赤大黒」という品種、白系は品種不明ですが、発色から「ゆきあそび」が使用されている可能性が高いです。そしてベースは「ひとめぼれ」。


10月には稲刈りが始まります。

歴代のアートは、専用のHPが開設されていますので、こちらもご覧ください。→ 奥州アテルイの里の田んぼアート<岩手県奥州市水沢>