「奥州」と聞いて・・・

再び「旅好きの奥州人」でございます。

さて、「奥州」と聞いて、皆様は何を連想しますか?

大抵の方々は、「平泉」「奥州藤原氏」「中尊寺金色堂」「毛越寺」あたりを連想されると思います。

資料などを調べてみると、意外な事が分かってくるもので、律令制度時代の「奥州」とは、「陸奥(みちのく)」と呼ばれ、鎌倉時代だと、現在の「青森県」、「岩手県」、「宮城県」、「福島県」と「秋田県の鹿角、小坂付近」が含まれていたと言われています。(結構広範囲だったことが伺われます)

(余談ですが、駅名あたりで、「陸前」「陸中」「陸奥(むつ)」と呼ばれる場所は、おそらくその「名残」と思われます。)

その前の平安時代奥州藤原氏の時代)だと、出羽国(現在の秋田県)も勢力範囲だったと言われています。


さて話題は変わって、現在「岩手県奥州市」という市があります。

→「どこ?」

と思われる方もいらっしゃると思います。


現在の岩手県奥州市が誕生したのは、2006年2月20日水沢市江刺市、胆沢郡胆沢町、胆沢郡前沢町、胆沢郡衣川村が合併して誕生した「市」です。

岩手県南部に位置しており、面積993.25平方キロメートル。人口12万8000人(推計)。面積、人口は岩手県で2番目に大きい自治体です。
(岩手県の人口トップは盛岡市の29万9700人(推計)、面積のトップは一関市の1133.10平方キロメートル。)

詳細は、「奥州市の公式サイト」にありますので参照してください。
(参照:http://www.city.oshu.iwate.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1140177762036&SiteID=0000000000000