後藤寿庵

♪♪♪ 今週は「ホテルニュー江刺」より ♪♪♪

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

早速ですが今週は水沢にある「福原農村公園」通称:後藤寿庵(ごとうじゅあん)をご紹介します。


       後藤寿庵


後藤寿庵は、1612年から12年間、現在の水沢区胆沢区の一部の領地を治めていました。
水不足に苦しみ水争いが絶えなかった領民の姿を見かね、胆沢川の水を引く用水堰の開削に尽力しました。
しかし、熱心なキリスト教信者だった寿庵は、年々厳しさを増す切支丹弾圧から逃れるため、堰の完成を待たずして逃亡してしまいます。
 農民の悲願だった用水堰は中断を余儀なくされましたが、寿安の意志を受け継いだ千田左馬父子と目呂木村は、弟子として働き寿庵から用水土木技術を学んでいたため、彼らの指導の元、およそ17キロメートル分の工事が進められ、寿安堰は1631年に完成しました。


彼の功績をたたえ昭和6年(1931年)には彼の館跡に寿庵廟堂が建てられ、毎年9月11日に寿庵祭が行なわれています。


場所は水沢区福原にあります。