奥州エフエム
今週はプラザイン水沢から(担当:旅好きの奥州人)
突然ですが、「コミュニティーFM局」というのをご存知でしょうか?
規定として、(1)「放送事業者」として電波法による無線局免許が必要。(2)技術責任者として「第二級陸上無線技術士」以上の資格保持者が従事する必要がある。(3)出力は「20ワット以下」となっています。
(出典:Wikipedia)
・・・で、「本題」
今回は、奥州市にあるコミュニティー放送局「奥州エムエム」を紹介します。
2007年4月12日に開局したFM放送局。コールサイン「JOZZ2AX-FM」、出力20ワット。周波数「77.8MHz」。
奥州市・胆沢郡金ヶ崎町を聴取エリアとしていますが、送信所が奥州市衣川区・国見山(標高778m)にあるので、見通し範囲であれば、南部は西磐井郡平泉町、一関市、宮城県北部(栗原市や大崎市)、北部は北上市、花巻市、紫波郡紫波町でも聴くことが出来るエリアがあります。(その逆で、エリア内でも地形によって聴取が難しい場所があるのも事実ですが・・・。)
キャッチフレーズは、「日本一笑顔の集まるラジオ局」
スタジオには、「リスナーズルーム」がありまして、生放送中でしたら、いつでも見学することが出来ます。
取材した2月13日も生放送がありまして、ますは「リスナーズルーム」から見学。
今回この記事をブログに載せるということで、外観写真の掲載の許可を得ようとその旨をお話しましたら、なんと、生放送中の曲の合間にスタジオ内の撮影許可を頂きまして、撮影させて頂きました。
写真は月曜日から金曜日まで午前10時から午後2時までの生放送、「お茶っこラジオ。」の番組中に撮影させて頂いたもの。
私自身まさかスタジオ内を撮影させて頂けるとは思っていませんでした。この場をお借りしまして御礼申し上げます。ありがとうございました。 m(_ _)m
また、同様に水沢中心部のショッピングセンター・メイプル4Fには、サテライトスタジオもあります。(サテライトスタジオは、公開生放送時と収録の際に使用される。)
そして、コミュニティー放送局の「強み」。地元密着ということで、ラジオを通じての「輪」が広がること。そして、災害が発生したときの重要な「情報源」となります。
2007年9月17日〜18日に秋雨前線の影響による北上川の洪水時の放送、昨年2008年6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」の際にもコミュニティー放送局ならではの「機動力」の良さが発揮されました。
道路状況や被害状況、避難所の案内、その他身近な内容の放送が逐一放送されていました。
まさにあの大きな災害を経験したことで、小回りの利く放送局のあることの「ありがたさ」が身に沁みてわかりました。
面白い番組を制作・放送していますので、岩手県内陸南部を通りかかりましたら、周波数「77.8MHz」に合わせてみて下さい。(自主制作番組と「music bird」制作の番組を24時間放送しています。詳しい内容はホームページ:奥州エフエム放送〜with your smile...oshu-fm♪ をご覧下さい。番組表も載っています。)