奥州・金ヶ崎地区の「駅」あれこれ
〜今週は「プラザイン水沢」より〜 (担当:旅好きの奥州人)
10日ほど前の10月14日は、「鉄道記念日」でした。明治5年9月12日(新暦の1872年10月14日)、新橋〜横浜間で日本初の鉄道が開通。
そして、今年2010年11月1日、東北本線、一ノ関〜盛岡間が開通して「120年」を迎えます。
そこで今回は、奥州・金ヶ崎地域の「駅」をご紹介しようと思います。(まぁ、単純に私が「乗り物好き」ということだけなのですが・・・。 ^^;)
では、奥州・金ヶ崎地域には、いくつの「鉄道駅」があるか、ご存知でしょうか?
答えは「6駅」
内訳は、東北本線に「5駅」、東北新幹線に「1駅」という内容。
まずは「東北新幹線」の駅
水沢江刺駅(岩手県奥州市水沢区羽田町)
1985年3月14日開業。全額地元負担で建設された「請願駅」。駅員配置の「一般駅」。
「東北本線」の駅 (南から順番に紹介します。)
「前沢駅」(岩手県奥州市前沢区三日町)
1890年11月1日開業。現在の駅舎は、2005年12月10日の完成。業務委託駅。
「陸中折居駅」(岩手県奥州市水沢区真城)
1924年1月15日、陸中折居信号場として開業。その後1928年11月25日に「駅」に昇格。陸中折居駅となる。無人駅。
駅舎としては古く、1928年11月25日の「駅」昇格当時のまま現在に至っています。(一部はリフォームされていますが、ほとんど当時のままです。)
「水沢駅」(岩手県奥州市水沢区東大通)
1890年11月1日開業。駅員配置の「一般駅」。JR東日本・JR貨物の駅です。現在の駅舎は1976年10月に改築されたもの。
夏にホームに飾られる「南部鉄器の風鈴」は、水沢駅の名物になっています。(日本の音風景百選にも選ばれている。以前私も取材して、このブログにアップしています。リンク→南部風鈴@水沢駅 - 岩手・奥州の観光日記)
「金ヶ崎駅」(岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根)
1897年7月1日開業。現在の駅舎は、2004年11月13日に完成。業務委託駅。
同じ建物内には、金ヶ崎商工会と岩手ふるさと農協金ヶ崎支店が入居しています。
「六原駅」(岩手県胆沢郡金ヶ崎町三ヶ尻)
1922年5月20日、三ヶ尻信号場として開業。その後1937年2月1日に「駅」に昇格。駅名も「六原駅」に改称。
1965年6月1日、三菱製紙北上工場(現・北上ハイテクペーパー北上工場)への専用線が竣工したことにより、貨物の取扱を開始。
JR東日本・JR貨物の駅で、業務委託駅です。
現在の駅舎は、1965年1月に改築されたもの。製紙工場の専用線が竣工する前後に改築されたことになります。
(補足)
今回撮影した「駅」の写真は、2010年2月8日に撮影したもの。ですので、全て「雪景色」になっています。 (^^;
あと2ヵ月もすれば、このような光景になっていると思われます。
また、開業当初から開設された駅は、「水沢駅」と「前沢駅」の2駅のみだったようです。(東北新幹線の盛岡〜大宮間の暫定開業が1982年6月23日のこと。)
調べてみると、意外な歴史を垣間見ることが出来ます。
今回、歴史については「Wikipedia」を参考にさせて頂きました。
(余談)
また、車を駐車場に置いて、列車で移動する「パーク&ライド」が定着しつつありますが、「水沢江刺駅」「前沢駅」「陸中折居駅」「金ヶ崎駅」には、無料駐車場が設置されています。
「水沢駅」の東側(写真・駅舎の反対側)には「有料駐車場」があります。
なお、六原駅には、駐車場がありません。
バイクの場合は、「水沢駅」に自動二輪の駐輪スペースが設けられています。(自転車については、各駅に駐輪場があります。)
今回は、かなり「鉄分」の濃い内容になりました。 ( ̄▽ ̄;)
「駅」そのものを訪ねる旅をする方は、それほど多くないと思いますが、興味がある方、ローカルの旅を楽しむのも一興かと思いますよ。 ^^