博物館と伝え聞いて...。

こんにちは!

今回は、ホテルニュー江刺 フロントのCがご案内します。

今、NHK総合で毎週木曜日の夜8時から『塚原卜伝(つかはらぼくでん)』が放送されています(BSでは、以前放送されていたそうです)。

人気俳優の堺雅人さんが演じる剣豪・塚原卜伝、それから彼と腕を競い合う剣術の名人たち、とっても凛々しく、かっこいいですね。

彼らが命を懸けて振るっていた日本刀も、現代では美術品として高い評価がなされ、海外でも紹介されていますが、先日お会いした方に、「一関博物館には、いろんな日本刀が展示されている」と教えていただきました。「博物館」と聞くと、足を運ばずにはいられない私は、早速お休みの日に行ってみました。



ホテルニュー江刺から車で45分ほどで到着。ご覧のとおり、とっても立派な博物館です。


中に入ると、こんなエントランスが...。見学するのがとっても楽しみです。


展示フロアにあがると、景色のよい休憩コーナーがあって、ついつい長い時間くつろいでしまいました...。
日本刀は平安時代にその形が確立したとされていますが、その頃一関周辺では最も古い鍛冶集団のひとつ「舞草鍛冶(もくさかじ)」が作刀をしていました。彼らは奥州藤原氏とも関わり、彼らが生み出した「舞草刀(もくさとう)」は日本刀の成立・発展に大きな影響を与えたとされています。
コーナーでは、日本刀が作られる過程を紹介したVTR、それから舞草刀や江戸時代の仙台藩、一関藩の刀工による作品も展示されていました。現代と違って物が豊富でなかった時代に、きわめて精巧なものが作られていたというのは、本当に驚きです。日本の「ものづくり」の伝統って、本当にすごいですね!


館内には、他にもこんなコーナーが...。「江戸時代の蘭学」、「和算(日本独自に発達した数学)」、「国語辞典『言海』を編纂した大槻文彦」など、地元ゆかりの学芸や業績を紹介したコーナーがあります(ちなみに、写真の「和算」のコーナーには、おもしろいクイズがたくさんありました。数学が得意でない私は間違えてばかりで、あえなく撃沈でしたが....)。

見応え十分な博物館で、あっという間に閉館時間になっていました。

平泉からのアクセスも良いですので、一度足を運ばれてはいかがでしょうか?


 ・一関博物館 場所 :国道342号線沿い「道の駅厳美渓」内(東北自動車道「一関IC」より、車で西へ向かって約7分)。
          入館料(個人の場合)
               :一般300円 / 高校生・大学生200円 / 小学生・中学生100円